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 都市環境の高密度化に伴い、住環境も決して快適とはいえないのが現実です。では、住まいづくりでは、未来に向けて、何を標榜していけばよいのでしょうか。ピカピカ光り、一見衛生的に見える住まいも住んでみるとさまざまな問題をはらんでいます。住まいに潜む化学物質などの問題はますます深刻になり、抵抗力の弱い子どもたちや老人を中心にアレルギーやアトピー、呼吸器系の疾患が増えています。それらの問題を無垢の木の家が解決してくれることは、従来からよく知られていました。
  しかし、木という素材を住まいに持ち込むことだけでコト足れりとするのではなく、無垢の木材を多く用いた住まいが、大都会に「小さな森」をつくることにもなると私たちは考えています。木が環境に与える特性をもっと大切にする。こうした発想がこれからの時代に必要なのではないでしょうか。
日本人の生活に根ざして培われてきた「匠の技」や「軸組構法」にこだわり、日本の住まいの持つ普遍性を大事にしながら、未来に生き続ける家を実現するのが<青ヒバの会>の住まいの「カタチ」であり、 「家にて森に住む」は<青ヒバの会>の住まいづくりの基本コンセプトです。

 <青ヒバの家>は天然林で育まれた青森ひばを主に杉や赤松を合わせて用い100%国産の無垢材で構成されています。木の呼吸を止めない仕上を施し、漆喰、和紙など高温多湿な日本の風土に対応した調湿性能の高い家です。青森ひばの森は天然更新により。その森林の姿が守られて来ました。樹齢100年から150年で伐採された丸太を構造材、内装材、仕上材に使いきり、残りをおが屑にして、ヒノキチオールを採取する、ゼロエミッションな樹木です。
無垢の木材は熱容量が高く、この性能を生かして断熱材や保温材として使い、また炭化しても有毒ガスは発生させず、安心かつ健康的な素材です。外光に対しては、紫外線を吸収し、おだやかな黄金色の光に変え室内を明るく、そして爽やかな空気の流れを室内に呼び込んでくれます。

雨の多い日本の風土には昔から大屋根の家が、風景に馴染み街並みにも美しい佇まいを見せてきました。日本の家は伝統的に自然を暮らしの中に取り込む用と美の設計を重んじ、庇を深く取ることで夏の日差しをコントロール出来ます。屋根上と軒下の温度差を利用した風の通りを無双窓などで取り込めば天然のエアーコントロールが可能になり、さらに吹き抜けや越屋根を作れば、室内を緩やかに風が動き住まいの呼吸をうながし、木の住まいの寿命は延びていきます。
<青ヒバの家>は電力に依存した高気密住宅に抵抗を感じています。気密断熱住宅は(魔法瓶の家と称し)「熱交換型集中換気システム」を採用しています。これは湿度の高い夏があり、料理の調理方法も他の国とは異なる日本にとっては不適当なシステムではないかと思います。わが国では自然に呼吸する健康な家を造ることが求められており、エコ住宅はまさに自然素材なしでは語れないのです。

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