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 青森ヒバの森は、江戸時代津軽藩の藩林として手厚く保護され、天然更新をしてきた自然林です。 正式な名称は「ヒノキアスナロ」(ヒノキ科アスナロ属の針葉樹)。その80%以上が青森県(主に津軽半島・下北半島)に天然林として分布。木曽ヒノキ、秋田スギと並び日本三大美林の一つです。 ちなみに、その99%以上が国有林であり、樹齢100〜250年程度(直径50センチ以上)のものが計画伐採されています。

青ヒバには他の樹種と異なる大きな特徴がいくつかあります。

(1)シロアリを寄せ付けない
防カビ、抗菌性、耐久性に優れ、何よりシロアリを寄せ付けない効果を発揮するのが最大の特徴。その効果を生み出すのはヒノキチオール*という成分で、含有量は国産材一を誇っています。そのため建築用材、特に基礎材としては最高の材料といえます。 また香りのよさから浴槽材、浴室材にもつかわれます。
ヒノキチオールという名称からヒノキに含まれているとよく誤解されますが、国産のヒノキには含まれていません。台湾ヒノキから最初に抽出されたので、ヒノキチオールと命名されました。青ヒバには台湾ヒノキの10倍ものヒノキチオールが含まれています。


(2)保温性に優れている
他の国産材に比べ木肌の表面温度が1〜2度暖かく、保温性に優れた木です。手で触れるとその温もりが感じられます。

(3)加工しやすい
ヒノキより緻密で加工性があります。
切り株の写真
(4)持続する香り
香りは甘く、強いくらいですが、新築当初から10年以上におよび持続します。

(5)変化する色合い
木肌は年月を経るごとに艶を増し、ゴールドから飴色へと変化します。
※築10年のリフォーム実例はこちら

木肌の写真
(6)役に立つヒバ
ヒバ材は強い殺菌力があり、水もしみ込みにくいのでまな板にはぴったり。また抽出されたヒバ油は、抗菌力、皮膚にハリを持たせる作用、発毛作用などがあり、健康サンダルから、食品の鮮度を保つ保鮮紙、化粧品や発毛剤など広く用いられています。