国産材って言ってますが、どういう材を使っていますか？ – 青ヒバの会

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国産材って言ってますが、どういう材を使っていますか？

国産材って言ってますが、どういう材を使っていますか？

土台、柱、内装材に青ヒバを５０％、梁は松材そのほか杉、ヒノキも使います。

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木の快適さを科学する⑤木の香り物質がダニに及ぼす影響

木の香り物質がダニの行動に及ぼす影響を明らかにするため、青森ヒバ材のノコギリ屑を用いて実験した。

この材には2％程度の油が含まれている。つまり100gのノコギリ屑の中から2g程度の油が抽出できる。
これが青森ヒバの香りを形づくっている。

まず溶媒で抽出して油を含まないノコギリ屑を作製した。そこにヒバ油を添加し、ヤケヒョウダニの行動と繁殖を観察したわけである。

その結果、本来のヒバ油含有量とほぼ同等の2.0％群では、ダニ数が激減し、2日後には動いているダニ数はゼロとなった。
また本来の含有量の8分の1程度の精油含量である0.25％群においても、25日後には対照におけるダニ数の7％に激減した。
0.5％群、1.0％群では13日以降動いているダニはほぼゼロとなった。

以上より、ヒバの精油はダニに対して強い効果を持ち、本来、材に含まれている精油の8分の1程度の濃度でダニの数の増加を抑制出来ることが明らかとなった。
人に対してさまざまな効果を持つことが明らかとなったヒノキや台湾ヒノキの材油もダニに対してはほぼ同等の強い活性を示した。

屋内属性ダニと人の至適環境は極めて近似しており、湿度条件に違いがある程度である。
人の存在するところダニも存在しており家屋内のダニ数をゼロにする事は不可能である。重要な事はダニの密度を下げ、アレルゲンとの接触が低下する環境を作り出すことである。
（宮崎良文著　木と森の快適さを科学するより）

木の快適さを科学する　ダニ編は今回で終了です。

それにしても、私達の一番身近にあり、素材そのものは幼児でも認識できる｢木」、特に国産材は、加工なしに無垢そのままで使いたい、いや使うべきだと益々思うこの頃です。

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木の家には佇まいのある暮らしがあります。
山で育まれた樹が里の暮らしを200年守ります。
人々の生活を包み、住み継がれて行く木の家は親から子、子から孫へと記憶されて行きます。

今回、都会のど真ん中にシェルター「命守」が設置されました。
ご興味のある方はぜひ一度、現物を見に来てください。

国産材に包まれた樹の香り豊かな空間です。
プライベートルームとしても重宝しそうです。

■防災シェルター「命守（いのちもり）」
価格98万円（施工費別途）
加工済み部材価格です。施工費はご要望に合わせて別途お見積もり致します。

ご相談・ご用命は＜青ヒバの会＞ホームページからご連絡ください。

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木の快適さを科学する④木の床への改装でダニを防除

家庭内のダニによるアレルギー疾患が増加しているが、近年木造住宅に代わり、コンクリート住宅が多くなって、家庭内の環境が高温・多湿に偏ってきた事が主要な原因の一つであろうと考えられている。
このような住宅建築様式や生活習慣の変化によって、ヒョウヒダニ類を中心とした屋内塵性ダニ類が急激に増加してきたわけである。
生きているダニをはじめとして、空中に浮遊しやすく吸入されやすいダニの糞や死骸も強いアレルゲンとなり、さらにヒョウヒダニやコナダニをエサとするツメダニが増え、人を刺すことによって健康に影響をもたらす。

鉄筋コンクリートの集合住宅に住み、ダニの害に悩んでいる家庭において、床を畳及びカーペットからナラ材を主体とした「木の床」に改装することで、ダニの数がいかなる変化を受けるのか調べた。
家族は5人で全員がかゆみを訴えており、改装前の床上のダニ数は104匹（平方メートルあたり、8～9月の平均）であった。
冬季に「木の床」へ改装し、その後殺ダニ材剤を用いずに翌年の同時期にダニ数を調べたところ平均23匹に減少していた。

床材を木質材料に改装することにより、家屋内のダニ数を減少させ得ることが明らかになった。
この原因として
・物理的にダニの繁殖に適さなくなったこと
・木材の調湿効果により湿度が低く保たれたこと
・木材中の香り成分がダニの行動や繁殖を抑制したこと
が考えられる。
（宮崎良文著　木と森の快適さを科学するより）

ダニの繁殖理由として、高温多湿が最適ということがよく解かりました。
日中は留守がちになり、高断熱高気密の住まいはダニにとって最適の住みかになってしまうということだと思いますが、それを防ぐ手立てとして、木の床の効用は大いに心強いことです。

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木の快適さを科学する③木造ならびに鉄筋住宅居住者のダニ抗原陽性率

木造住宅居住者と鉄筋住宅居住者におけるダニ抗原陽性率の違いについて、766名の学童を使って調べた結果、以下のようであった。

①木製の窓枠の木造住宅に住む学童は23%の陽性率
②アルミサッシの窓枠の木造住宅では31％の陽性率
③鉄筋、鉄骨住宅では35％

つまり木造住宅に住む学童は、鉄筋・鉄骨住宅に住む学童に比べ、ダニ抗原に対し、有意に低い陽性率を持つ事が明らかにされた。

以上のように屋内塵中のダニがアレルゲンとなる事が明らかにされ、ダニ抗原陽性の小児喘息宅では家屋内のダニ数が多い事が指摘されている。
（宮崎良文著　木と森の快適さを科学するより）

次回は、木の床に変える事によってダニ数が五分の一に減じる実験結果の話題をお伝えします。

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青ヒバの家は癒しの空間に満ちている。

青ヒバの家では、家づくりにおける主たる構造体と内装の床、壁、天井に青森ヒバを使う。

帰宅した時、たちまち甘い香りに包まれ、得も言われぬ癒しを感じる事を、住み手は一様に実感している。

省エネルギーのため気密化が義務付けられている住居において、風の通り道を設ける設計にし、抗ウイルス仕様としても、自然素材を多用した＜青ヒバの家＞に暮らしてほしい。

高齢化社会が進む現代社会でバリアフリー設計はもとより、認知症対策にも配慮する住まいづくりを欠かす事が出来ない。
脳の中央に位置する「海馬」が香りを感知し、記憶を覚醒させる事も解って来た。

写真1枚目：ヒバの香りに満ちたりたリビング
写真2枚目：抗菌性のある青ヒバの内装材で癒される浴室

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木の快適さを科学する②住居内のダニの分布

住居内のダニの分布に関しては、概して以下の順に多い事が報告されている。
①ソファー
②カーペット
③布団類
④押入れ
⑤畳
⑥板の間

湿度あるいは水分量が高く、居住者が長く留まる所に多数存在する。
家屋内のダニ数がその湿度と相関している事が明らかになっている。

ダニ（ヤケヒョウヒダニ）の平均家屋における、カーペットを使用している場合のダニ数を調べると、0.5ｇ当り平均658匹であるが、使用していない家では206匹と低い値を示す。
またカーペットは畳と比べて3.2倍のダニが検出されている。板の間ではカーペットの0.2倍に減少し、塵の量も同程度に減少する。

建物の垂直分布では、学校を使っての実験では階高が高くなるにつれて、ダニの分布は減少する。
逆に超高層マンションでは階層の上昇とともに、ダニの数が増加することもある事が知られている。
共通して強く関与している環境因子として、湿度条件が重要であると考えられる。
（宮崎良文著　木と森の快適さを科学するより）

高温多湿の環境は6月から9月末頃に当るが、この頃の日本の住まいは高断熱、高気密を標榜している住まいが多く、一年中、高温多湿にさらされていると言える。
木の住まいの快適さは忘れてはならない文化であると思う。

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木の家の防災対策健康・快適な木の

木の家の防災対策

健康・快適な木の家であっても、防災対策は万全に施さなくてはなりません。
ことに豪雨、豪雪から家族の生活を守る屋根は強固なものにします。

瓦屋根を良しとする＜青ヒバの家＞では、その下地となる野地板を杉の厚板30㎜以上にしています。
瓦は防災瓦にします。1枚づ釘止めにするからです。
また太陽光パネルを屋根構造に直止めする事と、輻射熱から小屋裏を守るためにも有効です。

建築基準法の準防火構造にする目的で、垂木は大垂木にし90㎜の角材にします。

雨が多く酷暑が続く日本列島ですが、安心安全な住空間にとって屋根防災対策は、これまで以上に大切なものになりました。
なお基礎は鉄筋コンクリートのベタ基礎にします。

写真1枚目：上棟時の木組
写真2枚目：大垂と野地板を見上げる

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木の快適さを科学する①住まいの環境とダニ

家屋内のダニ（ヒョウヒダニ）の飛躍的な増加は昭和30年代から50年代にかけて起きており、それまでの約2.5倍になっている。
この要因として　①建築様式　②室内装飾　③生活様式に大別される。

①建築様式としては
・木造住宅からコンクリートやプレハブ住宅への移行
・アルミサッシの普及
・縁の下･畳床の通気の不良
・住宅の狭小、密集化

②室内装飾としては
・カーペットの普及
・ビニール製品の普及
・ベッドやソファ等の家具類の多用
・暖房設備の普及

③生活環境としては
・核家族化や共働きの増加により、大掃除や畳干しなど住居管理が行われなくなった事

などが関連していると考えている。

ここ20～30年の家庭内の環境は高温・多湿に傾いており、多くの繁殖場所が提供されている。
日本においては7～9月に繁殖が最大を迎える。
（宮崎良文著　木と森の快適さを科学するより）

住まいの環境において上記の弊害はずいぶん浸透して、周知の事となっていますが、高温多湿の環境は、ますます増えつつあります。
今回から、ヒバ油によるダニの抑制が実験で実証されていることなど、木の快適さをご紹介していきます。

住み心地に配慮したシェルター防災

住み心地に配慮したシェルター

防災シェルター「命守（いのちもり）」は、森の国日本の豊かな森林資源を、自然素材のままで、特性を生かし活用する手法として発想した商品です。
国産杉、ヒノキ、青ヒバなどの無垢材を使うので、「樹精の抗菌性」によるストレス緩和効果や、脳を活性化し集中力や記憶力に良いエビデンスがあります（九州大学院の実験報告）。

鉄やプラスチックで造られたシェルターでなく、木材の強度を最大限活用し、住み心地にも配慮している事が、「命守」の最大のポイントなのです。

「命守」は平成29年度、東京都市整備局によって、安価で信頼できる木造住宅の「耐震改修工法・装置」として認定されました。
都内17区8市で、設置費用を助成する制度の対象となっています。

「日本の森林資源を活用する」耐震・健康・独立空間=『命守』はSDG's「持続可能な経済活動」の観点からも評価されています。
SDGs活動について、最近さかんに報道されていますが、耐震健康シェルター「命守」は、持続可能な空間環境を造り出すとして、経済活動としても評価されています。

■防災シェルター「命守（いのちもり）」
価格98万円（施工費別途）
加工済み部材価格です。施工費はご要望に合わせて別途お見積もり致します。

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