木の家暮らし
忘れかけた木心をよみがえらせた家
和風の落ち着きと蔵造りを感じさせる堅牢さを合わせもった興味深い造りになりました。
御主人が陶器の蒐集を趣味としていることが潜在的なテーマになっており、内部はヒバのゴールド色の艶を通して日本建築独特の木組の美しさを余すところなく表しています。もちろん建具、作りつけの棚などすべてヒバ材を使用。
面格子と障子のディテールは純和風ながら生活に合理性と機能性を持つ余裕をもたせました。以前からあった庭木を意識して大きく張り出させたリビングデッキに四季がその折々の表情をうつしだしてくれます。