青ヒバの会

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都市に平屋の住まい 世田谷区Y邸

2015年 7月 31日|

都会の一等地に平屋という、少々贅沢な青ヒバの住まいが誕生しました。都市に住むことは土地の有効利用の観点から木造であっても2階建以上が普通になっています。
木造の3階、4階建ても可能な昨今ですが、昔から日本の住まいの基本型は平屋にあると言われています。

準防火地域ですが、木をふんだんに使い外観は和風です。内部はお施主さんの住まい方を基本にした自由な空間構成になりました。リビングと寝室は母屋にまとめ、水廻りのキッチンダイニング、浴室を水屋にまとめて設けています。
2階建てより平屋の方がコストパフォーマンスにはかけますが、平屋ならではの自由かつ動線のシンプルさが特徴になります。そして母屋と水屋の間は離して、風が通り抜けます。
床面積75.56m²、天井を高く取ることにより、小屋裏空間が広く、家族構成の変化に対応出来ます。そして収納の少なさを補って余りあります。また母屋を覆う大屋根南面には、太陽光パネルを全面に敷き、発電能力は7.0kになり、売電によってリターンの収入があります。
温暖化による夏型の気候が長く続く今日ですが、庇を大きく取る事により、軒下から自然の涼風が入り、クーラーに依存しなくとも夏日を心地よく過ごせます。

<青ヒバの家>としては、久方ぶりの平屋の実現でした。日本の家が持つ力を、あらためて感じた仕事でした。

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