青ヒバの家・二世帯住宅
2015年 4月 17日|住居
二世帯住宅の需要は、青ヒバの会30数年の活動中に多数あります。(将来二世帯住宅に転換できる様々な工夫と生活空間の提案も含んでいます)この頃は、二世帯で住むメリットが注目されはじめて来たように思われます。住宅の質が上がり、お互いの生活騒音等が軽減できる建材、また幼児や高齢者にやさしい自然素材などが多くなった事も一因と考えます。
青ヒバの会では、一緒に住みながらプライバシーを保ち、またパブリック感覚も楽しめる空間造りが、特注の住まいづくりとして喜ばれています。そして初期計画にじっくり時間を掛ける事が大切です。一つの大屋根に包まれ、玄関も一つの二世帯、屋根は一つでも、玄関は二つ、両者の行き来も中からはできない二世帯、けれども庭は共通等、デザイン要素はたくさんあります。
青ヒバの会の場合は玄関一つという住まいが多いのですが、いずれも二世帯双方の暮らし方をじっくり聞いた上で省スペースな設計にし、合理的なライフスタイルにして行く事が、コスト面にもリーズナブルに作用します。ここに紹介しているのは、一昨年葛飾区に竣工した玄関が一つの二世帯の住まいです。
- S邸外観
- S邸南側
- S邸構造
- S邸構造柱と梁
- S邸基礎・ゴムパッキン
- S邸ベタ基礎
- S邸親世帯キッチン
- S邸子世帯キッチン
外観は洋風でシンプルとのご要望でした。土台、大引、柱材は青ヒバ、梁材は杉材で造られています。土台は基礎と土台の間にゴムパッキンを設置しています。青ヒバはシロアリ、腐朽菌に強いので、パッキンを設置しなくても大丈夫ですが、施主の要望により設置する場合もあります。この地域は地震に対して用心し過ぎるくらい住民の方々の意識も高いので、敷地の液状化対策を施して、地盤改良をしています。地震の耐震等級は2以上で計算された構造体です。
玄関は一つですが、子世帯は伸び盛りの3人のお子さんがいますので、玄関にはウオークインのシューズクロークを設けています。水廻りは上下階とも同じ位置に設置する事でコストがリーズナブルに働きます。設備機器類は好みの品から選ぶ事が出来、設計者が関わることにより、4~5割廉価で使えます。また2階の親世帯には、将来孫の個室になる空間もしつらえました。上下階の収納の配置を工夫し、将来ホームエレベーターを設置する位置を設定しています。内部造作も機能性の高いものになりました。
猫を飼っているため、床は青ヒバではなく、堅木の無垢材です。デッキは1、2階とも青ヒバ貼りです。
生活重視の設計をとのご要望で、残念ながら和室は造りませんでしたが、上下階とも床暖房を施しています。
住まいづくりは、建主にとっても設計者にとっても、ワクワクするような楽しい作業です。二世帯住宅等に関してのお問い合わせお待ちしています。